03.帳
サーチライトに灼かれて ランダマイズされた呼吸に寄せる
煙に巻れる中で ただただ祈れど元には戻らないから
ああ 淡く溶ける藍が底に溜まっていく
ああ
間違いも行き止まりも僕を例える言葉
消えないよう 揺れないよう 僕を演じ切って この細胞
暗闇に飽和する躁
懐古される人生と僕自身とどちらが不憫か
希望の光と見紛った 高速道路の喧騒
行く宛も帰る場所もない
間違いと行き止まりでも この分裂が続くんだ
間違いも行き止まりも僕を例える言葉だ
色彩のその終わりまで 僕を騙れ ほら